Return Values (JA)
2.11 返り値
v1.3以降、すべてのコマンドは_EXIT_CODEという変数として利用可能な整数値を返す。0(ゼロ)は通常成功を意味し、それ以外の数値は失敗を意味する。定義された終了コードの値とその意味については、特定のコマンドのドキュメントを参照してください。
戻り値(「終了コード」とも呼ばれる)は、スクリプトの実行を制御し、予期される結果と予期されない結果の両方を処理する方法を定義するために効果的に使用することができます。例えば compareto コマンドは、例えば画像比較が成功した場合は0を返し、そうでない場合は0以外の値を返します。例えば Waitfor Command コマンドは、期待されるイベントを受信すると0を返し、タイムアウトに 達すると0以外の値を返します。 以下の例は、これらの戻り値の使い方を示しています。
# Alt+F2 でGnomeのプログラム実行ウィンドウを開く。
Press Alt+F2 wait=3s
# Gnomeテキストエディタを起動する
Typeline gnome-text-editor
# リモートデスクトップの更新を待つ
Waitfor update extent=30% timeout="10s"
もしWaitforが0以外の値を返した場合、タイムアウトに到達した # と判断されます。
# テキストエディタが開けなかった可能性がある
If ({_EXIT_CODE} > 0) {
# スクリーンショットを撮る
Screenshot failure.png
# スクリーンショットをEメールでテスターに送る
Sendmail to="tester@dummyserver.com" from="robot@dummyserver.com" server="mail.dummyserver.com" subject="Gnome editor failed to open!" attach="{_REPORT_DIR}/failure.png"
# 実行を一時停止し、テスターが修正するのを待つ
Pause "Gnome テキストエディタの起動に失敗したため一時停止"
}
if/else、for、break 呼び出しは値を返さないことに注意してください。これらのコマンドの後に _EXIT_CODE 変数にアクセスすると、最後に実行されたコマンドの終了コードが格納されます。